「症状を繰り返さないためにはどの様にしたら良いでしょうか。」
臨床でよく聞かれることの1つです。
ここでは、症状を繰り返さないコツをカイロプラクターの視点でお伝えします。
ズバッと一言でお答えすると、「症状を引き起こす習慣を刷新する」ことです。
では、症状を引き起こす習慣とは何でしょうか・・・
それは十人十色であるため、見極めるのはとても難しいことです。しかし、私が今までに徹底したカウンセリングとカイロプラクティック検査を通して得たことがあります。
まずは、習慣を理解する
一般的に習慣を分解すると、運動、休養、栄養になります。
カイロプラクターは全ての要素に対してアプローチしますが、ここでは、カイロプラクターが得意としている運動習慣について説明いたします。
運動習慣について
運動は「姿勢」と「動作」の組み合わせで構成されています。
そして、スポーツやトレーニングの様な「高強度の運動」と、座ること立つこと歩くことなどの日常的な「低強度の運動」があります。
高強度の運動に関しては、症状を発症した原因としてわかりやすいため、繰り返さないためにどの様にしたら良いのかご存知の方が多いと思います。
一方、低強度の運動は、徐々に蓄積して発症するため何が悪かったか・・・わからないままになることが多く見受けられます。
症状を繰り返さないコツ
それは、原因がわかりづらい「低強度の運動」を見直すことです。ほとんどの方の原因は日常生活にあります。
ありきたりの答えかもしれません。しかし、真実はすでに皆様がご存知の通りです。
ただ、カイロプラクターとして声を大にしてお伝えしたいことがあります。
それは、姿勢や動作を意識しているのに症状が繰り返してしまう方が非常に多いという事実です。
姿勢や動作を意識しているのに症状を繰り返す理由
理由を大別すると3つあります。
①良い姿勢と思っていたけれど、実際は悪い姿勢だった
良い姿勢を意識していたけれど、なぜか知り合いに姿勢が悪いと指摘される・・・なんてことはありませんか。
それは、姿勢の感覚と実際の姿勢にズレが起こっている状態だからです。
集合写真を撮るときにカメラマンに「頭を真っ直ぐにしてください」と言われたり、実際に写真を見たときに自分の思っていた姿勢と違ったりしていたら可能性が高いです。
②良い姿勢が取れているはずなのに疲れやすい
鏡でも写真でも良い姿勢が取れているのに症状を繰り返してしまうことはありませんか。
それは、無駄な力が入り続けている可能性があります。
多くの場合で、悪い姿勢を取り続けた結果、関節が硬くなり筋トーン(筋バランス)が崩れることで良い姿勢を取ろうとすると余計な力が入ってしまう状態です。
このような状態では、姿勢を意識すると、思いとは裏腹に症状を繰り返しやすくなります。
③関節に負荷の強い動作が癖になっていること
体に良いことをしようと運動を習慣化する方をよく見受けます。
しかし、私がカウンセリング時に聞くのは、運動習慣によって症状を発症したということです。
不思議に思いますが、カイロプラクティック検査をすると、ほぼ全ての方が関節に負荷の強い動作になっていました。この様な動作を繰り返すと症状を発症したり、繰り返す原因になります。
姿勢や動作を根本から刷新するには
①良い姿勢をとっている感覚と実際の姿勢を一致させること
②無駄な力が入っていないこと
③悪い動作を良い動作へ変えること
です。
まとめ
このブログでは、症状を繰り返さないコツを、カイロプラクターの視点でお伝えしました。
日常の姿勢や動作が大きな原因ということが理解できたと思います。また、一挙一動が人それぞれであるため、一人一人に合わせた対策が必要だということもご理解いただけたと思います。
ビブリオカイロプラクティックでは、症状を繰り返さないための体づくりやアドバイスを提供するため、徹底したカウンセリングとカイロプラクティック検査をし、オーダーメイドのカイロプラクティックケアを施します。
ご自身で対策が難しいと感じたら、専門家である私にお任せください。ご来院、ご相談をお待ちしています。
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